特集 ホスピタリストに必要な手技
ライン確保
10.緊急時ライン確保—外頸静脈路,骨髄路確保の手順と秘訣を中心に
糟谷 智史
1
,
坂本 壮
1
Satoshi KASUYA
1
,
So SAKAMOTO
1
1国保旭中央病院 救命救急科
pp.461-468
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900804
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ホスピリタストには,病棟急変のみならず,救急外来で心肺停止を含めた急変患者に対応することも求められる場合がある。末梢静脈路などが確保困難な状況に遭遇する可能性もあり,緊急的なライン確保の手段として骨髄路や外頸静脈路を確保する技能が求められる一方,これらの手技を経験しているホスピタリストは少ないのが現状と思われる。
本稿では,骨髄ラインと外頸静脈ライン確保を中心に,適応・選択の方法やそれぞれの手技の利点・欠点,必要なデバイスについて,エビデンスも含めて解説する。
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