研究・調査・報告
墨田産院における未受診妊婦の状況
増山 節子
1
,
荒井 都志子
1
,
池端 光子
1
,
吉村 公一
2
1東京都立墨田産院
2帝京大学医学部小児科
pp.74-76
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207683
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はじめに
昭和40年に母子健康法が制定され,健全な小児の育成には母性の尊重が基礎になるという考えから,積極的に母子の健康をはかることが推進されてきた。母子保健法の一端として,女性は妊娠すると妊娠届を提出し母子健康手帳を交付され,妊婦健康診査を受けることができる。母子一貫した保健対策が行われるようになったのは事実であるが,まだ不十分な点があげられる。本稿では,妊娠してもただちに医療機関に受診せず妊娠末期になってはじめて受診した症例について検討を加えたので報告する。
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