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特集 0歳児と耳鼻咽喉科─新生児・乳児への対応─
【診療の実際】
診療のしかたと注意点(基本処置を含む)
仲野 敦子
1
Atsuko Nakano
1
1千葉県こども病院耳鼻咽喉科
キーワード:
乳児
,
保護者対応
,
安全管理
Keyword:
乳児
,
保護者対応
,
安全管理
pp.854-856
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002235
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はじめに
小児診療では,患児自身が症状を言葉で説明できないことが多いが,0歳児診療ではそれに加えて,保護者自身もまだ親としての経験が浅く,児の状態を十分に把握しきれていない場合が少なくない。そのため,耳や鼻,咽喉頭の局所所見のみから診療を進めることは適切とは言えず,診察室に入ってきた時点での全身状態や呼吸の様子,啼泣の質,保護者の抱っこの仕方や表情など,診察前から得られる情報が重要となる。また,保護者との最初の対話は単なる情報収集にとどまらず,不安の程度や理解度を把握し,安全な診療につなげるための大切な過程である。本稿では,こうした0歳児診療の特性を踏まえ,耳鼻咽喉科医が留意すべき診療の進め方と注意点について整理する。内容には筆者の診療経験に基づく実践的な考え方も多く含まれており,施設ごとの診療体制の違いも踏まえつつ参考にしていただければ幸いである。

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