発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005097573
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患者から医療行為に関して医師の責任が問われる医療裁判において,診療録は,患者の症状,治療経過,医療行為の適否,医師の過失の有無などを判断するための最重要証拠である.しかしながら,医療裁判において提出される診療録をみると,偽造,変造,虚偽記載,記載内容の齟齬,不十分な記載,不明確な意味内容などと問題点も多い.これらの問題点を克服し診療録の記載を充実させることは,患者の治療の適正を図るためにも,医療裁判の適正迅速な審理を実現させるためにも重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005