Japanese
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特集 女性器の機能とアピアランスを考える
Ⅱ.各論
1.小陰唇・大陰唇の悩み―外科的治療編―
佐野 仁美
1,2
H. Sano
1,2
1ルーチェクリニック銀座院(院長)
2婦人科形成研究会(代表理事)
pp.535-539
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003845
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- 参考文献 Reference
小陰唇・大陰唇の悩みは整容面のみならず,衛生上の問題,痛みや違和感など,日常生活の質に直結する。近年は婦人科美容・形成への関心が高まっているが,外陰部形態には大きな個人差が存在し,単純な寸法のみで「肥大」を定義することは困難である。したがって,手術適応は形態評価のみではなく,症状の程度,患者の希望,心理社会的背景,術後に期待する到達点を総合して判断すべきである。小陰唇縮小術では線状切除法と楔状切除法が代表的であり,いずれも高い満足度が報告される一方,血腫,創離開,左右差,瘢痕,過剰切除などの合併症には注意を要する。副皮切除術や陰核包皮形成術は,全体のバランスを改善するため併施が有用な場合がある。大陰唇では,たるみに対する縮小術と,萎縮・容量減少に対する増大術を適切に使い分けることが重要である。外科的治療の本質は,理想形の画一化ではなく,機能温存と外観のバランスを整えることにある。

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