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特集 卵巣がん手術―R0を目指して
各論
4.他臓器切除と合併症対策―尿管・膀胱損傷―
西原 聖顕
1
K. Nishihara
1
1久留米大学医学部泌尿器科学講座(講師)
pp.347-351
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003789
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卵巣がん手術ではR0切除を目指した広範な剝離操作に伴い,尿管・膀胱損傷のリスクが高まる。尿路損傷の見逃しは重篤な合併症や術後治療遅延につながるため,術中における適切な判断と確実な修復が重要である。尿路再建においては損傷部位,欠損長,断端血流を評価し,いずれの術式においても良好な血流で緊張のない水密性(watertight)吻合を原則とする。尿管ステント挿入は有用な補助手段である一方,無理な操作は新たな尿路損傷を招く危険がある。以上を踏まえ,各術式の可否判断と適応,ならびに術中尿管ステント挿入の実践的注意点を提示するとともに,安全な修復戦略を概説した。

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