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特集 小児科医が診る皮膚症状――日常的な訴えから見逃したくない疾患まで
1.この蕁麻疹は食物アレルギーか――小児科外来での対応と保護者説明
柳田 紀之
1
1国立病院機構相模原病院小児科/臨床研究センター
pp.773-777
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003973
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小児の蕁麻疹において,原因として食物アレルギーを懸念する保護者は多い.しかし外来を受診する小児の蕁麻疹の多くは急性特発性蕁麻疹や急性感染性蕁麻疹であり,食物アレルギーによる蕁麻疹(アレルギー性の蕁麻疹)はおおむね1~数%にとどまる.食物アレルギーによる蕁麻疹は,原因食物の摂取後数分~2時間以内に出現し,再現性を伴う即時型反応である点で鑑別できる.診断は病歴を基本とし,疑う抗原に絞って検査を行う.本稿では『蕁麻疹診療ガイドライン2026(第4版)』をふまえ,食物アレルギーによる蕁麻疹の見分け方,検査の進め方,保護者への説明の要点を小児科医向けに整理する.

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