今月の主題 アレルギー疾患を疑ったら,こう診る!
疾患別:アレルギー診療のポイント
蕁麻疹
森本 佳和
1
,
日置 加奈
2
1医療法人和光会山田メディカルクリニック
2医療法人和光会山田病院
pp.276-281
発行日 2010年2月10日
Published Date 2010/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104317
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ポイント
★蕁麻疹の皮疹の特徴を理解し,血管炎や皮膚リンパ腫,ほかの皮膚疾患との鑑別も行うようにする.
★蕁麻疹の診療には病型分類の理解が有用である.病型では特発性蕁麻疹が大半を占める.
★誘発因子が明らかな蕁麻疹の治療では,その曝露を最小化することが重要である.
★蕁麻疹の治療は第二世代抗ヒスタミン薬(H1受容体拮抗薬)が中心となる.
★長期にわたって反復する傾向があるために,薬剤投与方法を工夫しながらの患者教育が重要となる.
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