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特集 小児科ではじめる移行期医療――よりよく進めるための方法・ポイントⅡ
5.「炎症性腸疾患・慢性肝疾患」の成人移行支援――自立支援とアドヒアランス維持を軸にした “実践のコツ”
熊谷 秀規
1
1自治医科大学小児科学
pp.511-514
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003887
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小児期発症の炎症性腸疾患や慢性肝疾患では,治療の進歩に伴い成人期へ到達する患者が増加し,成人移行支援の重要性が高まっている.一方で,移行支援の不十分さは通院中断やアドヒアランス低下を招き,再燃や入院,さらには長期予後の悪化に関与することが指摘されている.本稿では小児科医の立場から,移行支援を単なる診療科変更ではなく患者の自立を促す長期的プロセスと位置づけ,思春期早期からの段階的介入の重要性を解説する.さらに,外来診療における具体的介入,家族の役割転換,成人診療科との連携の要点を整理し,日常診療で実践可能な対応を示す.これらの積み重ねが,円滑な移行と長期的転帰の改善に寄与すると考えられる.

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