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特集 大災害と子どもたち――Excluded and Invisible Ⅱ
災害対応の基本原則
3.災害時の心のケア(被災者)
福地 成
1
1東北医科薬科大学医学部精神科学教室/公益社団法人宮城県精神保健福祉協会みやぎ心のケアセンター
pp.661-664
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003508
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災害は身体的被害だけでなく,被災者の心に長期にわたる深刻な影響を及ぼす.本稿では,災害後の心理的反応を「茫然自失期」「ハネムーン期」「幻滅期」「再建期」の4段階に整理し,各時期に応じた支援の重要性を論じる.とくに初期支援としての心理的応急処置(PFA)の有効性や,PTSDの症状とその治療法,誤った介入のリスクについても紹介する.さらに,子ども・高齢者・障害者といった配慮を要する人々への対応では,安心できる環境と適切な情報提供が不可欠である.心のケアは一過性の支援ではなく,地域や専門職との連携を通じて「一人ではない」と実感できる長期的な支援体制の構築が求められる.

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