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特集 知っておきたい小児の耳鼻咽喉科疾患
2.鼻出血の鑑別と治療
有本 友季子
1
1千葉県こども病院耳鼻咽喉科
キーワード:
キーゼルバッハ部位
,
アレルギー性鼻炎
,
鼻いじり
,
出血性素因
,
圧迫止血法
Keyword:
キーゼルバッハ部位
,
アレルギー性鼻炎
,
鼻いじり
,
出血性素因
,
圧迫止血法
pp.1710-1716
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001565
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小児の鼻出血は,キーゼルバッハ部位からの出血がほとんどであり,多くは鼻いじりによる機械的な刺激が誘因となっている.背景にアレルギー性鼻炎等の慢性鼻炎を認めることが多い.圧迫止血法が有効であり,出血時は保護者と本人を落ち着かせ,鼻翼の圧迫を行うことが重要である.頻度は低いが,小児鼻出血の原因には鼻腔異物によるものや,鼻副鼻腔や上咽頭の腫瘍性病変によるものもあり注意が必要である.局所的要因以外に,先天性心疾患症例等での抗凝固療法による薬物性や,白血病や血友病等の血液疾患やOsler病等の血管性疾患に起因するものもあり,全身管理を行う小児科医と局所処置を行う耳鼻咽喉科医との連携も重要となる.

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