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総特集 消化器外科 手術支援ロボットの最新事情―従来手術との比較,最新機種・後発機の実力
Ⅲ.後発機(ヒノトリ,ヒューゴ)の特徴とその実力は? 5)ヒノトリを用いたロボット支援膵切除術
伊地知 徹也
1
,
川崎 洋太
1
,
山崎 洋一
1
,
大井 秀之
1
,
又木 雄弘
1
,
大塚 隆生
1
1鹿児島大学消化器外科
キーワード:
ロボット支援膵切除
,
ヒノトリ
Keyword:
ロボット支援膵切除
,
ヒノトリ
pp.975-982
発行日 2026年5月15日
Published Date 2026/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000005015
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- 参考文献 Reference
MedicaroidのhinotoriTM(以下,ヒノトリ)は,2020年にわが国初の国産手術支援機器として承認され,各臓器のロボット支援手術で用いられている。ロボット支援膵切除術は2020年4月に膵頭十二指腸切除術(pancreatoduodenectomy;PD),膵体尾部切除術(distal pancreatectomy;DP)が保険収載され,各施設で導入が進んでいる1)。当初はIntuitive Surgicalのda VinciⓇ(以下,ダビンチ)のみを使用機器としていたが,その後,2023年よりヒノトリによる膵切除術が実施可能となった2)。ヒノトリは,わが国独自のプラットフォームであるdocking free systemを採用しており3),オペレーションアームが8軸の多関節を有するため柔軟性が高く,アーム間干渉が少ないことが特徴である。そのため創部においてトロッカー間の空間が比較的すっきりしており,助手の操作がしやすくなっている。また,ピボット調整を行うことでアームとトロッカーの連動が容易となり,手術場面に応じて,内視鏡や膵切離時の自動縫合器の入れ替えを行うことが可能である。一方で,インストゥルメントの装着がやや煩雑で時間を要することや,使用可能なデバイスのラインナップが少ないことなどの問題がある。

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