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特集 生理機能検査を使いこなす─最近の考え方─
4 ERG
町田 繁樹
1
1獨協医科大学埼玉医療センター眼科
キーワード:
ERG
,
網膜電図
,
ISCEV
,
OCT
,
視覚生理
Keyword:
ERG
,
網膜電図
,
ISCEV
,
OCT
,
視覚生理
pp.837-850
発行日 2021年9月5日
Published Date 2021/9/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002255
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- 参考文献 Reference
網膜電図(ERG)を構成する新しい波はここ20年以上報告されていない。また,画期的なERG記録技術が開発されたわけでもない。したがって,ERGを対象とした研究は滞っているようにもみえる。しかし,ERGの周囲の分野は目覚ましい進歩を遂げている。たとえば,光干渉断層計(OCT)はtime-domainからspectral-domain OCT(SD-OCT)の時代となり,画質の改善に伴い解析ソフトも大きく進歩した。Swept-source OCT(SS-OCT)を用いることで広画角での網膜血管撮影が可能となった。治療面に目を向けてみると硝子体手術が低侵襲化され,短時間での手術が可能となった。抗VEGF(血管内皮増殖因子)薬の硝子体内投与が加齢黄斑変性などの黄斑疾患で画期的な成果を挙げ,多くの患者に福音をもたらしている。また,遺伝学や分子生物学の進歩に伴って,分子レベルでの病態解明が可能となった。これらの研究はERGの進歩と無関係ではなく,ERGに新しい臨床応用領域を開拓してくれている。このような目覚ましい進歩に即したERGの臨床応用について具体例を挙げながら解説する。

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