Japanese
English
原著論文
鏡視下腱板修復術後の肩峰下面侵食像
福田 昇司
1
,
金丸 明博
,
筒井 貴彦
,
土井 英之
,
大森 貴夫
1高知医療センター 整形外科
キーワード:
肩峰
,
X線CT
,
内視鏡法
,
回旋筋腱板
,
拡散MRI
,
骨棘
,
手術時間
,
肩腱板損傷
Keyword:
Acromion
,
Endoscopy
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Rotator Cuff
,
Rotator Cuff Injuries
,
Operative Time
,
Osteophyte
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
pp.98-103
発行日 2012年1月19日
Published Date 2012/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2012127890
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
スーチャーアンカーを用いた鏡視下腱板修復術(ARCR)では糸の結び目(ノット)が腱板上にできるため、術後にノットが原因で肩峰下インピンジメントを生じることがある。特に高強度縫合糸を用いた重層固定法ではノットインピンジメントによる肩峰下面侵食像を高頻度に認めるとの報告もあるが、その発生頻度は報告者によりバラツキがある。そこで今回、当科での発生頻度を調査するとともに、発生例の特徴について検討した。対象は、腱板完全断裂に対してARCRを施行し術後1年以上観察しえた77肩とした。断裂の大きさは小断裂が9肩、中断裂48肩、大断裂18肩、広範囲断裂2肩であった。修復法の内訳は、側々縫合のみが9肩、単層固定法9肩、重層固定法59肩であった。調査の結果、肩峰下面侵食像は14肩(18.2%)に認め、侵食像の大きさは、肩峰の1/2未満が10肩、1/2を超えるものが4肩であった。侵食像を認めた群と認めなかった群とで諸データの比較を行った結果、侵食像を認めた群の特徴として「断裂のサイズが小さい」「手術時間が短い」「術後3ヵ月時の自動挙上角度が大きい」などが抽出され、手術に使用したアンカーの数や縫合糸数には有意な群間差はなかった。

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