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特集 高齢者の手指疾患その病態と治療
手指遠位指節間関節変形性関節症に合併した粘液嚢腫(mucous cyst)の治療
土田 芳彦
1
1徳洲会札幌徳洲会病院 北海道整形外科外傷センター
キーワード:
変形性関節症
,
手指関節
,
粘液嚢腫
Keyword:
Finger Joint
,
Mucocele
,
Osteoarthritis
pp.947-950
発行日 2011年8月19日
Published Date 2011/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2011338664
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- 1ページ目 Look Inside
手指の遠位指節間関節(DIP関節)の変形性関節症に合併した粘液嚢腫(mucous cyst)28例を対象に、腫瘤を切除せずにDIP関節の骨棘のみを切除する術式を施行し、術後創治癒、嚢腫の再発、爪変形の経過、疼痛および合併症について検討した。罹患部位は示指5例、中指16例、小指7例で、14例が爪甲の変形を伴っていた。また、全例においてX線像所見でDIP関節に骨棘形成を認めた。術後経過観察期間は平均9.4ヵ月で、全例において創縫合部の創縁治癒に問題はなかった。また、嚢腫は全て消失し、経過中の再発は認めなかったが、1例において切除側の対側に嚢腫が生じた。14例に認めた爪甲変形は改善し、20例に認めた関節可動時の疼痛は全例において残存していたもののいずれも自制内であった。術後に関節の拘縮が悪化したものが6例あり、軽度の関節周囲腫脹を伴っていた。なお、感染症などの合併症は認めなかった。

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