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第1特集 つなぎまとめる脆弱性骨折ケア
脆弱性骨折の包括的リエゾンサービス
脆弱性骨折リエゾンサービスにおける老年ケア
渥美 綾子
1
1国家公務員共済組合連合会 広島記念病院 看護部
pp.1340-1344
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026110006
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はじめに
高齢者の骨折患者の多くは骨粗鬆症を基礎にもつ脆弱性骨折で,軽微な転倒で発生し,手術が必要になる.高齢者の医療背景(図1)1, 2)として複数の併存疾患をもち,独居や老老介護などの介護力不足など社会背景も複雑化しているなかで,周術期においては,既存疾患の増悪,疼痛,せん妄,肺炎,褥瘡などから日常生活動作(activities of daily living:ADL)低下,寝たきりとなる.骨折の弊害は,これらの合併症もさることながら,人間の生理的欲求を他人に委ねることにつながり,QOLを著しく低下させる.また,骨折後1年以内の死亡率は約15%とされ,入院加療に伴う医療費,介護が必要になった際の経済状況から,介護離職も社会問題になっている.そのような状況から,「骨折で済んでよかった」とはいえないし,予防のためにわれわれは介入する必要がある.

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