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綜説
ステロールの生合成
上野 芳夫
1
1東大薬理学教室
pp.106-114
発行日 1959年6月15日
Published Date 1959/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425906073
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
生化学の分野において近年目覚しい発展をしているのに生合成機構の解析という分野がある。従来自然界に存在している多くの有機化合物は,主として生体内における複雑な反応系と結びつきながらも,多くの場合,エネルギー源として,又分解反応へのくみ入れ方の面から眺められることが多かつた。その結果,今日のKrebs-cycleを中心とする物のうごきの見方が一応まとまりのあるものとして我々の目の前に提出され,そのマツプをみて物を考えるという習慣をつけられて来た。それ故,今日生体内に存在している多くの複雑な物質も,それらが生体にとつてどのような役割を果しているかということを明かにすることとは別に,その生成由来を明かにしようとし,その結果,その源をglycolysis,TCA-cycle,又はfatty acid cycleに求めたのは当然のことといえよう。

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