Japanese
English
実験講座
神経組織の培養—1.髄鞘形成と脱髄について
米沢 猛
1
1京都府立医科大学病理学教室
pp.230-242
発行日 1971年10月15日
Published Date 1971/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902903
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、230ページから242ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
神経組織の培養の歴史は古く,今世紀の初期に始まる。1907年Harrison15)は蛙の神経管が淋巴中で発育分化するのを報告し,これが神経組織の培養の最初の報告とされている。それ以後数多くの研究が報告され今日に至つている。
その数多い報告のうち,Peterson & Murray28)によつてin vitroの髄鞘形成に関する報告がなされたが,これはそれ以後の培養方法と方向とを決定づけるものとなつた。すなわち神経組織で重要な機能と特異な形態をもつ髄鞘は,それをのぞいて神経組織を考えることが不可能であり,したがつてその培養においても髄鞘が形成されることが要求されるようになつた。このことはまた一方では,神経組織の培養が,同組織の成分である個々の細胞を培養する細胞培養とは異なつた方向,すなわち神経組織成分のすべてを含むような培養法──器官培養──をとらざるを得ないことをも意味する。というのは髄鞘は神経軸索のまわりに,オリゴデンドログリアあるいはシュワン細胞によつて作られる構造で,一つの種類の細胞によつて作られるものではないからである。このように神経組織の培養は,その多くが器官培養として行なわれ,神経組織成分が生体内で示すと同様な形態と機能とをin vitroの環境下でも示すように努力が払われている23)。そして個々の種類の細胞を培養する細胞培養は,特殊な目的のため行なわれているといえるであろう。

Copyright © 1971, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.

