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特集 今知っておきたい認知症診療—専門医×プライマリ・ケア医で築くこれからの現場力
【All about Dementia】
診断総論
❸認知症診療の実践:鑑別診断のステップと新しい医療連携
葛谷 聡
1
1国立病院機構 宇多野病院 脳神経内科
キーワード:
軽度認知障害
,
MCI
,
手段的日常生活動作
,
treatable dementia
Keyword:
軽度認知障害
,
MCI
,
手段的日常生活動作
,
treatable dementia
pp.712-714
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360070712
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高齢者におけるもの忘れの訴えは日常診療で頻繁に遭遇するが、すべてが認知症を意味するわけではない(「高齢者のもの忘れ=認知症」ではない)。プライマリ・ケア医にとって認知症診療の第一歩は、治療可能な可逆性要因(treatable dementia)を見逃さないことと、適切なタイミングで専門医へつなぐことである。さらに近年、新規Alzheimer病治療薬である抗アミロイドβ抗体薬の登場により、認知症の前段階である軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)での診断が治療選択に直結する時代となった。本稿では、プライマリ・ケア医が知っておくべき「ステップ型」のMCI・認知症の診断フローを提示する(図1)。ステップ1、2はプライマリ・ケア医が外来で実践可能であり、ステップ3、4は通常、専門医で行われる。

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