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特集 今知っておきたい認知症診療—専門医×プライマリ・ケア医で築くこれからの現場力
【All about Dementia】
診断総論
❷認知症の診断と専門機関への紹介のタイミング
石川 光紀
1
1医療法人石川医院
キーワード:
Alzheimer病
,
主観的認知機能低下
,
SCD
,
軽度認知障害
,
MCI
,
認知症スティグマ
,
人間科学
Keyword:
Alzheimer病
,
主観的認知機能低下
,
SCD
,
軽度認知障害
,
MCI
,
認知症スティグマ
,
人間科学
pp.709-711
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360070709
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Case
76歳男性、Aさん
60歳で事務系の仕事を定年退職、6年間嘱託として勤務後完全リタイアし、自宅で妻と二人暮らし。趣味は旅行だったが、膝を痛めてからは億劫になり、友人との交流・外出も減っている。4歳年下の妻はパートに出ていて日中一人でテレビを観て過ごしていることが多い。高血圧症のため降圧剤を服用しており、月に一度かかりつけの内科で診察を受けている。たまに訪ねてくる長女には、「最近同じことを何度も言う」と指摘されるが、もの忘れも多少あると自覚するものの、歳相応と思っている。「認知症」が多少気になるが、かかりつけ医には身体を診てもらっているのだから、抵抗感もあり相談しにくい。
そう考えたAさんは悩んだ末、もの忘れ外来を一人で受診することにした。

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