連載 YouTubeの使えるコンテンツ/アプリの紹介・第6回
認知症アプリの作成と活用
浦上 克哉
1
Katsuya Urakami
1
1鳥取大学医学部保健学科認知症予防学講座(寄附講座)
1Department of Dementia Prevention, School of Health Sciences, Faculty of Medicine, Tottori University
キーワード:
軽度認知障害
,
MCI
,
認知症予防
,
コロナ禍
,
もの忘れ検診
,
物忘れ相談プログラム
Keyword:
軽度認知障害
,
MCI
,
認知症予防
,
コロナ禍
,
もの忘れ検診
,
物忘れ相談プログラム
pp.97-99
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202731
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はじめに
2012年に大規模な疫学調査の報告がなされ認知症患者数が462万人,軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)の人が400万人と報告された1).その後,推計値が報告され2025年には認知症患者数は700万人を超えるとされている2).また,世界的にも認知症は増加の一途をたどり,3秒に1人の割合で発症してきていると言われている3).認知症予防は差し迫った重要課題である.
対策としては早期発見と予防である4).MCIの早期発見と予防対策が重要であり,そこでアプリの活躍が大いに期待される.まだ,筆者はアプリの実用化はしていないが,すぐ実用化できる状態のソフトや機器を開発しており,その内容を紹介し,今後の展望を述べる.
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