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焦点
巨大精神病院建築アサイラムの時代―映画『カッコーの巣の上で』の舞台
風野 春樹
1
1東京武蔵野病院・精神科
pp.60-65
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100947
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高くそびえ立つ煉瓦造りの尖塔と、翼を広げたように長く左右に伸びる病棟。一見貴族の豪邸と見まごうような、そんな巨大な精神病院がかつてアメリカ全土にありました。それがアサイラムです❶。
現在のアメリカの精神医療は、短期入院と地域ケアが基本になっていますが、以前は入院患者数が数千人以上にもおよぶ州立精神病院が全国に250以上もあり、多くの精神病患者を長期にわたって収容していました。そして、その州立精神病院のもともとの呼び名が「アサイラム」なのです。

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