Japanese
English
特集 進歩する低侵襲手術に応じた理学療法—治療プログラム,目標設定,リスク管理
肺の低侵襲手術と理学療法
馬庭 春樹
1
,
武部 晃平
2
,
佐々木 順一
2
,
多々納 善広
2
,
窪内 康晃
3
Haruki MANIWA
1
,
Kouhei TAKEBE
2
,
Junichi SASAKI
2
,
Yoshihiro TATANO
2
,
Yasuaki KUBOUCHI
3
1学校法人澤田学園松江総合医療専門学校理学療法士科
2松江赤十字病院リハビリテーション課
3鳥取大学医学部器官制御外科学講座呼吸器・乳腺内分泌外科学分野
キーワード:
胸腔鏡補助下手術
,
VATS
,
理学療法
,
呼吸トレーニング
Keyword:
胸腔鏡補助下手術
,
VATS
,
理学療法
,
呼吸トレーニング
pp.197-200
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202580
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
肺の低侵襲手術の特徴
呼吸器外科手術における低侵襲手術では,胸腔鏡補助下手術(video-assisted thoracic surgery:VATS)が実施されることが多い(図1).VATSの具体的な定義は定まっていないが,多くは8cmまでの小開胸と数か所のポート孔で行う手術とされている.ポートのサイズは症例に応じて異なるが,ポート留置のためには0.5〜1.5cmの皮膚切開が必要となる.部分切除などの切除肺が小さい場合にはポート留置のみでよいが,肺葉切除や区域切除の場合には手術器械の使用や切除肺の取り出しのために3〜8cmの小開胸が必要となる.
VATSのメリットとして,手術においては内視鏡により拡大視野で鮮明に構造物を観察することができ,直視では観察できない範囲も内視鏡で観察可能となることが挙げられる.そのため繊細な手術操作が可能となり,出血量,術後ドレーン留置期間,術後在院日数は開胸よりも少ない1).また開胸と比較して皮膚切開が小さいため,審美面で優れており,術後疼痛も軽度となる.そのため術後の回復が早く,QOLの上昇につながる2).

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