Japanese
English
プログレス
運動学習と大脳半球機能
清水 忍
1
Shimizu Shinobu
1
1北里大学医療衛生学部理学療法学専攻
pp.701-703
発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100872
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、701ページから703ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
われわれ理学療法士が目標としているのは,対象者の運動技能や行為の(再)獲得であり,運動学習そのものと捉えられる.学習に関する研究は,主に心理学分野を中心に行動研究によって行われてきたが,脳の内部でどのような変化が生じているかについてはほとんど不明確のままであった.しかし,近年の神経科学の進歩に伴い,運動学習によって生じる脳内変化が解明されるにつれ,脳損傷後のリハビリテーション,すなわち,運動や行為の再学習による運動能力の向上と脳の再構成との関係が少しずつ明らかになってきている.そこで,本稿では,最近の研究をもとに運動学習やリハビリテーションと大脳半球機能との関係を中心に述べる.
運動学習における脳内変化
学習や記憶が成立する背景には神経学的な変化があり,その基礎は神経細胞間の接合部分であるシナプスの可塑性によって生じると考えられている1).このシナプスの可塑性は,シナプス前末端から出る伝達物質の量の増加,シナプス後膜にある受容体数の増加やその感受性の増加,樹状突起の形態的な変化など(図)によってシナプス効率が変化して生じることが知られている2,3).運動の学習や記憶の基礎を成すと考えられている運動皮質ニューロンの長期増強(LTP4)はその代表的な例と思われる.

Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

