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増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス
3.線維素の日常染色法
ワイゲルト法
鳥居 良貴
,
山本 格士
pp.680-682
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905856
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目的
ワイゲルト法(Weigert method)は,血漿中に含まれるフィブリノゲン(fibrinogen)が凝固・析出した線維素(フィブリン,fibrin)をはじめ,漿膜・粘膜・肺などで種々の炎症に伴う滲出物や,膠原病,リウマチ性肉芽腫,アレルギー性疾患の血管壁,およびその周辺に限局性に見られる線維素様変性,また播種性血管内凝固(disseminatedintravascular coagulation;DIC)症候群における微小血管内の線維素血栓などを染め出す染色法である.
本染色法の原理は,組織内細菌染色のグラム染色(Gram stain)とほぼ同様である.機序ははっきり確立されていないが,塩基性色素溶液と酸性媒染剤であるルゴール液を作用させるとレーキが形成され,組織に沈着すると考えられている.しかし,線維素や類線維素に特異的な組織化学的反応ではない.

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