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FOCUS
造血器腫瘍の病型決定に必要な染色体・遺伝子異常
佐藤 悦子
1
1社会医療法人雪の聖母会聖マリア病院中央臨床検査センター
pp.872-875
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207644
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はじめに
造血器腫瘍の病型決定には,臨床病態,形態学,細胞表面マーカー,染色体・遺伝子異常の情報全てを総合的に判断し評価する必要がある.造血器腫瘍の染色体・遺伝子異常は治療方針決定に必要な予後因子,異常クローンの細胞起源決定,治療効果判定としての微小残存病変(minimal residual disease:MRD)にもなりうるため,初発時の異常を確認することは大変重要である.本稿ではまず身近な末梢血検査データから読み取れる染色体・遺伝子異常について,WHO(World Health Organization)分類2016年改定版(2017年発行)1)の内容を踏まえながら,造血器腫瘍の病型決定に必要な染色体・遺伝子異常について解説する.

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