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特集 癌の臨床検査
I 癌そのものをとらえる検査
3 癌組織産生物質"腫瘍マーカー"の検査
C.臓器別腫瘍マーカー 3)膵・胆・肝癌
服部 信
1,2
Nobu HATTORI
1,2
1(前)金沢大学医学部第一内科
2(現)東京都立駒込病院
pp.1414-1417
発行日 1989年10月30日
Published Date 1989/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917630
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はじめに
膵・胆・肝癌は,従来,早期発見が難しく,かつ症例数も多く,増加の傾向も著しかった.1960年頃,ソ連のAberevがα—フェトプロテイン(AFP)の存在を実験的化学発癌で発表したのは,単に肝癌のみならず,腫瘍マーカー研究領域への一大刺激となり,現在に至るまで,この領域の癌に限定してもかなりの種類のマーカーが開発され,その各個についても基礎的に,臨床的に深く追究の手が及ぶ時代となった.また従来腫瘍マーカーと考えられなかったものの中にも,実はその性格を露呈するものが散見されるようになり,腫瘍マーカーの領域は著しく拡張した.

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