Japanese
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特集 成人病検査
ネフロンの機能
杉野 信博
1
,
高岩 謙之
1
1日大・大島内科
pp.667-671
発行日 1968年9月15日
Published Date 1968/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916475
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はじめに
人間の両腎は機能の基本単位をなすネフロン(nephron)を約100-125万個もち,尿の生成はこのnephronにより行なわれている。nephronは腎小体(renal corpuscle),またはマルピギー氏小体(Malpigian corpuscle)*,近位尿細管,Henle氏係蹄,遠位尿細管より成り,さらに多くのnephronが集って集合管を形成し,数本の集合管が1本つBellini氏管となる。
尿の生成に関しては,すでに約100年以上前より3つの相異った腎の過程,すなわち糸球体における限外濾過,尿細管における再吸収と分泌が,大きな役割と成していることが知られていた。特にLudwigおよびCushnyは,糸球体濾過および尿細管の再吸収を最も重要な過程と考えたのに対して,BowmannおよびHeidnheimは糸球体および尿細管の分泌を唱えたが1900年代に入りRichardsおよび協同研究者が1921年にmicropuncture法**を用いて糸球体の限外濾過の役割に関する証拠をつかんで以来,尿細管の役割に関しても,その後の研究,特にmicropuncture法の応用によりその機能が明らかにされてきた。

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