特集 成人病検査
カラーグラフ
ネフロンの形態と機能
矢島 権八
1
1日医大・病理学
pp.614-615
発行日 1968年9月15日
Published Date 1968/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916464
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ネフロンは腎臓の機能的単位で,形態的には糸球体と,これを入れているBowman嚢からなるMalpighi小体と,これに連なる尿細管系からなる。
糸球体は,血漿から原尿を濾過する所で,複雑で特殊な毛細管系からなっている。尿細管は,この写真に示すような各部からなり,各部分の所在には一定の法則がある(本文663ページ参照)。各部分の細胞にはそれぞれ特徴があるが,ヒトの剖検例では,死後変化とか衰弱による2次的変化が加わるので,特徴とされているものが欠けていたり,変型したりしている。
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