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特別寄稿
医療安全における「分析手法」の考え方・選び方
相馬 孝博
1
1国立保健医療科学院政策科学部安全科学室
pp.932-937
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100730
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背景
人間が関与して生じた事故(望ましからざる結果)を分析する手法は,製造業においては,より信頼性のある製品を提供すべく,原子力や電力の分野においては,より信頼性のあるシステムを提供すべく研究が進められてきた.数多くの分析手法が,信頼性工学や認知工学の視点から,様々な研究者によって提案されてきているものの,逆に多数の手法が存在するということは,決定的な手法はいまだ存在していない証左ともいえる.近年,医療事故を科学的に分析するために,これらの手法が応用されるようになったが,「何を使ったらよいか」については,一定の共通認識は存在せず,各分析者に委ねられているのが現状である.本稿では,医療分野に適用可能性のある分析手法について,それぞれの特性や限界を概観してみたい.

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