Japanese
English
特集 肝胆膵疾患に挑む―次世代へのメッセージ
各論
回想―悪戦苦闘の胆道疾患
Memory―Desperate struggle against biliary diseases
二村 雄次
1
Yuji NIMURA
1
1愛知県がんセンター
1Aichi Cancer Center
キーワード:
胆道内視鏡
,
胆道生検
,
肝内結石症
,
肝門部胆管癌
,
肝膵十二指腸切除
Keyword:
胆道内視鏡
,
胆道生検
,
肝内結石症
,
肝門部胆管癌
,
肝膵十二指腸切除
pp.621-625
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100647
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要旨
田舎の野戦病院での外科入門時代に,十二指腸乳頭部のX線画像に魅入られて胆膵領域に興味を抱き,1例目の乳頭部癌との出合いで決定的となった.胆膵内視鏡治療,特に肝内結石症の胆道鏡的切石術の経験がのちの肝門部胆管癌の診断・治療体系の確立に結びついた.肝内区域・亜区域胆管枝の臨床解剖学的研究は肝内結石症の予後に悪影響を及ぼす遺残結石対策に役立ち,肝門部胆管癌の進展度診断と切除・再建術式の立案に大きく貢献した.新しい診断治療体系の確立に至る道のりで様々な苦難に遭遇したが,日本の胆道外科は今や世界を一歩も二歩もリードしている.将来も世界のダントツトップの座を維持していただきたい.

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