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メンタルクリニック便り・3
いまどきの「うつ」の背景
市村 公一
1
1あおばメンタルクリニック
pp.695
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102608
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- Abstract 文献概要
■「うつ病」ではありません
前回までに最近の「うつ」は私たちが教わった内因性うつ病ではなく,心因性うつ病あるいはある種の性格傾向を背景としたストレス反応に変質してきているというお話をしました.私は診断書を書く時も「うつ病」とするのはまれで,「適応障害」あるいは単に「不安抑うつ状態」とすることがもっぱらです.「うつ病」といえば一般にも「真面目で几帳面な人の病気で休息が第一,励ましは禁物」というイメージが定着しているため,あえて「そうではない」ことを伝えるためです.前医でうつ病と診断されていたという方にも「少なくとも昔からある典型的なうつ病ではありませんね」と伝えます.そして,どうして「うつ」という形でストレスに反応したのか,その裏にある「ある種の性格傾向」に焦点を当てていくのです.
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