Japanese
English
手術手技 外来小手術のコツ
内尿道切開術
Internal Urethrotomy
畠 亮
1
Makoto Hata
1
1慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine, Keio University
pp.119-121
発行日 1980年2月20日
Published Date 1980/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202895
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- 1ページ目 Look Inside
尿道狭窄は尿道固有膜に線維芽細胞とコラーゲンが増殖して瘢痕を形成し弾力性が失なわれることによつて生じる。組織学的にみて白血球浸潤が強いものでは炎症性由来が考えられる。外傷性の場合には白血球浸潤は軽度であり,先天性の場合にはほとんどみられないのが普通である。尿道狭窄の大きな原因であつた淋菌性尿道炎と結核は確かに減少したようであるが,その分,社会構造の複雑化とともに外傷が増えてきている。また最近では経尿道的手術の飛躍的発展とともに,Post-TURの尿道狭窄が増えてきており,TUR-Pによつて排尿状態が劇的に改善され感謝をこめて退院した患者が数ヵ月して再び尿線狭少を訴え来院するということは稀ながら経験することである。TUR-P後の尿道狭窄の原因は不明だが,4〜12%に生じるといわれており,Lentz,Jr.らは外傷にともなう尿浸潤と炎症,瘢痕形成,尿道内圧上昇との間に悪循環が形成されるとspeculateしている1)。そして術前に尿道狭窄の有無を検索することが大切であり,そのような場合には,perinealurethrotomyによるTURあるいは術前にintemalurethrotomyを行なうことによつて術後の尿道狭窄を予防する必要性があると強調している。ていねいな,そして無理のないサイズの器械操作が大切なのはいうまでもない。

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