Japanese
English
手術手技 外来小手術のコツ
内尿道切開術
Internal Urethrotomy
平岡 保紀
1
Yasunori Hiraoka
1
1亀田総合病院泌尿器科
1Department of Urology, Kameda General Hospital
pp.127-128
発行日 1980年2月20日
Published Date 1980/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202897
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緒言
尿道狭窄の治療法は尿道ブジー,内尿道切開術,尿道形成術である。なかでも内尿道切開術(OtisまたはMaisonneuve刀)は合併症が少なく,良好な成績で,再び注目されてきた1,2)。あらたに数年前より経尿道的に直視下で尿道切開する器具が出現した。経尿道的直視下尿道切開術は報告数は少ないが,いずれも良好な成績をおさめている3〜6)。直視下尿道切開術は内尿道切開術の最大の欠点である盲目的操作を解消し,狭窄部を直視下で,広さ,深さを正確に切開,または瘢痕組織を切除できる新しい外科的治療法である。この切開術は尿道の完全断裂とか再発をくりかえすもの以外では有効な方法である。
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