Japanese
English
講座 頭頸部外科に必要な局所解剖・9
頸部の神経—(3)交感神経系
Nerves of the Neck (3) Sympathetic nervous system
佐藤 達夫
1
,
坂本 裕和
1
1東京医科歯科大学医学部第2解剖学教室
pp.785-795
発行日 1993年9月20日
Published Date 1993/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900784
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- 1ページ目 Look Inside
前号に述べた迷走神経は総頸動脈と内頸静脈の間にはさまれて縦走しており,また咽喉頭など頸部の諸器官に豊富な分枝を与えていることから,頸部の手術においてこまやかな気配りを必要とする神経であった。頸部の交感神経幹は総頸動脈よりもさらに奥の後内側を縦走し,頸動脈鞘の後ろにある。このような位置関係から交感神経幹そのものは術視野に現れる度合いは少ないかもしれない。しかし,その枝は血管に沿って延び,頭部,上肢ならびに胸部と広い範囲にわたって分布している。したがって頸部の交感神経系について深い知識をもつことが望まれるのである。

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