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特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―外来手技とインシデント・アクシデント
4.鼻出血止血(処置)
4.Clinical management of nose bleeding
竹野 幸夫
1
,
中下 陽介
1
Sachio Takeno
1
1広島大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.837-844
発行日 2009年11月20日
Published Date 2009/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101512
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Ⅰ.はじめに
鼻出血は一般診療で耳鼻咽喉科医が頻繁に経験する疾患である。このうち原因として最も多いのは指先などの物理的刺激などによる特発性の鼻出血であり,最も頻度の高い出血部位は,キーゼルバッハ部位である。これらによるものが鼻出血全体の約70~90%を占めるとされている1)。本部位からの出血の場合,ほとんどは鼻翼を指で押えるなどといった局所の圧迫で対応すれば止血する場合が多い。一方で鼻腔後方からの出血の場合などでは,なかには止血に難渋する例を経験することもあり,その対応や処置法を熟知しておく必要がある。今回は鼻出血への対応や止血処置法につき,一般的手技や注意事項を中心に述べる。

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