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今月の臨床 腫瘍マーカー─基礎知識と診療指針
乳がんと腫瘍マーカー
田島 知郎
1
,
田中 洋一
1
,
片野 智之
1
,
石津 和洋
1
1東海大学医学部附属東京病院外科
pp.1374-1377
発行日 2005年10月10日
Published Date 2005/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100414
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はじめに
乳がんには,固型がん診療のリード役を演じている場面が多い.腫瘍マーカーに関しても,それを孤立的な指標として捉えるのではなく,予後あるいは腫瘍形質を推測するための多くの物質を含めたバイオマーカーという括りで全体像を評価し,そのなかで各マーカーの意義を考える方向でリードしている.この背景には,狭義の腫瘍マーカーが乳がんのスクリーニングや初回治療時にはほとんど役立たないという事情があることもあり,また実際に西欧諸国での利用度はわが国に比較してはるかに低い1~3).

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