Japanese
English
シンポジウム Ewing腫瘍とその周辺
Ewing肉腫の臨床的検討
前山 巌
1
Iwao Maeyama
1
1国立がんセンター病院整形外科
pp.499-504
発行日 1967年5月25日
Published Date 1967/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904232
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ewing肉腫に関する混乱は,1921年Ewingが骨の"diffuse endothelioma"として発表し,骨髄のangioendothelioma或は血管周囲のリンパ管内皮に由来するという見解を採つて以来,ConnorやOberling等の末分化細網肉腫という説,或いはWillis等の転移性腫瘍就中神経芽腫の間違いであろうとする説の他,種々雑多の病因論の簇出によるもので,之に加えて比較的定型的と考えられた臨床像やエックス線所見が必ずしも決定的診断価値を有しないことが痛感されるに至つたからである.
このような混乱をきたした現在,Ewing肉腫の本態乃至はその存在を見究める一段階として,これまでEwing肉腫と考えられた症例を多数蒐めて,それぞれの臨床所見,エックス線像或はその治療経過とともに,それぞれの組織像や剖検所見にも再検討を加えて,一つのentityの存在を確認することが望まれる.

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