シンポジウム Ewing腫瘍とその周辺
Ewing肉腫の病理組織学的検討
佐野 量造
1
Ryozo Sano
1
1国立がんセンター病理室
pp.479-480,505-508
発行日 1967年5月25日
Published Date 1967/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904233
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Ewing肉腫の解明に当たりまして只今前山博士により臨床方面の詳細な報告がなされました.このアンケートに基きまして全国大学及び病院の皆様より多数の病理材料が送付され.それを検討する機会を得ましたことをここに厚く御礼申し上げます.
検討しました材料は,臨床診断,病理診断共にEwing肉腫の診断がなされたもの生検42,剖検14の計56例であります.われわれの今回の目的は,病理学的に独立したEwing腫瘍なるものの存在を追究することにありました.それで56例の材料をわれわれの組織判定で整理しますと,その結果は第1表の如くになりました.
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