Japanese
English
研究と報告
思春期の感応現象について—3症例を中心に
Induced Phenomenon in Adolescence
西田 博文
1
Hirohumi Nishida
1
1倉光病院
1kuramitsu Hospital
pp.971-977
発行日 1974年11月15日
Published Date 1974/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202244
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I.はじめに
2人での精神病(folie à deux)と呼ばれる臨床形態や,感応(Induktion)という概念が発表されて以来,感応性精神病,集団ヒステリーなどという名称のもとに,いわゆる感応現象が折にふれ論議されている。
ここでは,感応によって生じた思春期の病態3例を提示することにより,思春期心性と感応現象とのかかわりあいについて論じたい。思春期の特質を基礎にして生じた感応を知ることが,感応現象一般の研究に寄与するところが少なくないであろうし,逆に,感応という現象によって思春期を透視することが,思春期の心性に関するわたくしたちの知識を,より豊かにしてくれるであろう。

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