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匿名座談会
心電図学書を爼上にする
pp.449-460
発行日 1960年6月15日
Published Date 1960/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200902
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
司会 最近心電図法が非常に普及して参りまして,開業しておる先生方が盛んに器械を買い込んで実際に自分で心電図を判読しております。そういう際によく受ける質問は,どういう本を読んだらいいだろうか,ということです。それで今日は日本で発行されている「心電図に関する単行本」をほとんど全部網羅したと思いますが,それをここに持ち寄つて,それらの著者でないしかも心電図の専門家である先生方に書評をやつて戴きたい。こういうことを計画したわけです。今回は匿名で行います。その主旨は決して意地悪いことをしようというのでなくて,本当に読者のためにその本を正当に評価して戴く。そうして良いところは良い,悪いところは悪い,従来の書評のように何か奥歯に物がはさまつた言い方でなく,遠慮なく批判しておく方がかえつて著者のためにもまた読者のためにもなるのではなかろうかという意味なんです。従来の書評は大体ひと通り読んで,少しけなして希望を述べておくというのが普通の形式のようですけれど,そうではなくて,なるべく短かい時間に寸鉄肺腑をえぐるところまで行かなくても,簡単明瞭にその本の特徴なり,希望なり,あるいは間違いがあれば間違いなりということを指摘して戴く。決して悪口をいうような目的のために匿名でやつたわけでは毛頭ございません。
そういうわけで非常に本が沢山ございますので,なるべく短かい時間に要領よく,その本の特徴というようなものを紹介して戴ければと思います。

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