入門講座 生理
心電計の扱い方(3)—心電図記録上の障害とその対策
蔵本 築
1
1東大病院中央診療部心電図室
pp.210
発行日 1967年3月15日
Published Date 1967/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917131
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心電図をとる場合最もしばしば起る障害は交流の混入であり,ついで筋電図障害,基線のゆれに悩まされることが多い。交流障害は50(関東)〜60(関西)サイクルの周波数で一定の振幅の波が基線にのっているが,筋電図の混入では振幅,周波数共不揃いの細かい波が入るので区別できる(図1)。それらの場合の点検する箇所について順次のべる。
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