Japanese
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初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法
1.どうして精密検査が必要か
Detailed Radiological Examination of the Stomach
丸山 雅一
1
Masakazu Maruyama
1
1癌研究会付属病院内科
pp.233-235
発行日 1991年2月25日
Published Date 1991/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102469
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- 1ページ目 Look Inside
精密X線検査とは
既に病変の存在がわかっている場合に,その病変の肉眼所見に可能なかぎり1対1の対応を求めることができるX線所見を得ることを目的として行う検査を精密検査と定義する1).したがって,精密検査を行う際には,その対象となる病変に関する既知の情報があることが前提になる.また,精密検査とは,手術,ないしはこれに準ずる治療法を目的とした病変に対して行われるべきである.ゆえに,消化性潰瘍などの良性疾患は,原則として,精密検査の対象とはならない.
かつて,既知の情報とは,ルーチンX線検査(初回検査)と内視鏡検査(生検の情報も含む)の両者の情報を意味するものであった.しかし,細径ファイバースコープによるパンエンドスコピーが上部消化管の検査としてルーチン化された時点で,それは,必ずしも両者の情報を意味するものではなくなってしまった.具体的に言うならば,パンエンドスコピーから精密X線検査という検査のルートがありふれたものになっているということである.現実的な状況認識としてのルーチンという言葉は,X線検査の場合にのみ使うものではないということであろう.

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