Japanese
English
今月の主題 見えてきた腎疾患
腎疾患診療の未来につながるトピックス
腎疾患の遺伝子治療の現状と未来の可能性
今井 圓裕
1
,
赤木 良隆
1
,
猪阪 善隆
1
1大阪大学医学部第1内科
pp.2053-2057
発行日 1995年10月10日
Published Date 1995/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903902
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ポイント
●遺伝子治療とは特定の遺伝子の発現を制御することにより疾病を治療することを目的とした治療法である.
●遺伝子導入法は大きく分類すると,直接腎臓に遺伝子を導入する方法(in vivo法)と,培養細胞に遺伝子を導入しておいてから,それを生体内に戻す方法(ex vivo法)がある.
●糸球体に遺伝子をin vivoで導入する方法には,HVJ-リポソーム法がある.
●遺伝子治療は腎疾患の治療として,将来的に可能性があるため基礎的な検討がなされているのが現状である.その一つに,進行性糸球体障害の進展における共通の過程である糸球体硬化を遺伝子制御により阻止できる可能性が追求されており,例えばTGF-βのアンチセンスオリゴヌクレオチドを糸球体細胞に導入する方法が考えられている.

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