Japanese
English
今月の主題 新しい不整脈診療
新しい用語の解説と臨床例
entrainment—リエントリーの1所見
奥村 謙
1
1熊本大学医学部・循環器内科
pp.8-10
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222260
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
頻拍症の最中に,頻拍症より速いレートでペーシングを行い,頻拍症をペーシングレートに増加(同調)させることをentrainmentという1,2)。頻拍症の機序が自動能であってもリエントリーであってもentrainmentは可能であるが,Waidoらはリエントリー性頻拍症のentrainmentを検討し,ペーシング中の心電図および心腔内電位にてリエントリーに特異的と考えられる所見を見出し,これにより頻拍症の機序としてのリエントリーを自動能と区別することを可能とした1).
すなわち,リエントリーによる頻拍症ではペーシングの条件(レートおよび部位)を選べば下記の基準が満たされentrainmentが確立されるのに対し,自動能による頻拍症ではたとえ自動能のフォーカスがペーシングによりリセットされても下記の基準は満たされない.このentrainmentの診断基準は頻拍症の機序としてリエントリーを支持するものであり,またリエントリー性頻拍症の1所見でもある.

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