Japanese
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今月の主題 内科医のための小児診療のコツ
思春期の異常
貧血(鉄欠乏性)
北原 光夫
1
1東京都済生会中央病院・内科
pp.1382-1383
発行日 1986年8月10日
Published Date 1986/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220494
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- Abstract 文献概要
鉄欠乏の原因は何であるにせよ,もっとも多くみられる貧血は鉄欠乏によるものである.生理学的に鉄欠乏状態になる最初の時期は幼児期である.この時期には成長が速いわりに,鉄の摂取が限られている.また,思春期にも鉄欠乏状態になりうる.この時には成長が速く,食習慣上動物性ヘム鉄の摂取低下,月経開始による鉄の損失といった鉄欠乏の原因が存在する.成人の女性では月経に加え,妊娠,授乳の欠乏原因があげられる.常に女性は男性に比較して食物摂取が少なく,思春期・幼児期にも同様な傾向にある.従って,男性に比し鉄欠乏状態になりやすい.
成人の平均鉄保有量は5.0g/dodyであり,乳幼児の保有量は0.5g/bodyとなっている.つまり,成人になるまでに4.5gの鉄(0.8mg/day)を吸収しなければならず,鉄の生理的損失を考慮すると,15歳までに0.8-1.5mg/dayの鉄を吸収してゆく必要がある.このように特に出血をきたす疾患がなくても,鉄欠乏性貧血にはなりやすい.
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