Japanese
English
今月の主題 腎疾患—早期診断から管理まで
質疑応答
ステロイド投与中に発熱をみたらどうするか
酒井 紀
1
,
金井 達也
1
Osamu Sakai
1
,
Tatsuya Kanai
1
1東京慈恵会医科大学・第2内科
pp.464
発行日 1984年3月10日
Published Date 1984/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218950
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- Abstract 文献概要
腎臓病のなかでステロイド療法が適応となる主な疾患は,ネフローゼ症候群を呈する一次性糸球体疾患をはじめ,腎症状を伴なう膠原病やその近縁疾患,特にループス腎炎や結節性多発性動脈炎などであるが,このほか薬剤による急性間質性腎炎,稀れではあるが多発性骨髄腫やサルコイドーシスに伴う高カルシウム血症,あるいは腎移植後の拒絶反応の防止などである.
これらの腎疾患に対してステロイド投与中に発熱がみられた場合には,通常,3つの原因が考えられる.その第1は原疾患に対する長期のステロイド治療中に,ステロイド剤の重症副作用の一つである感染の誘発や感染の増悪を起こした場合.第2は原疾患のステロイド治療を中止あるいはステロイドの減量を急激に行なったために,ステロイド離脱症候群(withdrawal syndrome)をおこし,その全身症状として発熱した場合.第3は原疾患に対してステロイド治療を行なっているが,原疾患の増悪,再燃によって発熱した場合である.
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