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連載 母子家庭の生きる知恵から「支援」を捉え直す じじっかの思考デザイン・8
みかん(未完)の穴
中村 美穂
1
1一般社団法人 umau.
pp.216-219
発行日 2026年6月25日
Published Date 2026/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134781680800030216
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
「みかん(未完)の穴」は,最近生まれた思考デザインで,今からじじっかが取り組んでいきたい,「心の未完」を育てることにつながるものです。それは,「心の穴」に近いようで,ちょっと違います。子どもの頃や思春期の頃から満たされなかった想いや,親や他者との関係性,家庭環境や社会的背景と根深くつながっていて,大人になっても心の奥底にある「モヤモヤする違和感」のようなものです。
人によっては,それは言葉にできなかった「寂しさ」かもしれません。あるいは,誰かに甘えたかったという「渇望」や,自分が自分であっていいのかという「不安」かもしれません。連載第1回の思考デザイン「貧根ぴんぽん」と近い考え方で,経済的な貧根,時間の貧根,愛情の貧根などと同じように,人の数だけ存在し,しかも自分自身ではなかなか気づくことができないものなのです。日々の忙しさや「当たり前」という言葉の影に隠れ,自覚されないまま心の奥底で澱のように溜まっていく,正体不明のモヤモヤです。

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