Japanese
English
特集 厄介な鼻副鼻腔炎とどう向き合うか
《厄介な症状》
嗅覚障害
Challenging symptom: Olfactory dysfunction
阿河 光治
1
,
志賀 英明
1
Mitsuharu Aga
1
,
Hideaki Shiga
1
1金沢医科大学医学部耳鼻咽喉科学
キーワード:
嗅覚障害
,
好酸球性鼻副鼻腔炎
,
2型炎症
,
生物学的製剤
Keyword:
嗅覚障害
,
好酸球性鼻副鼻腔炎
,
2型炎症
,
生物学的製剤
pp.742-746
発行日 2026年8月20日
Published Date 2026/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910980090742
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POINT
●好酸球性鼻副鼻腔炎の嗅覚障害は嗅裂の狭窄による気導性嗅覚障害と,嗅上皮におけるIL-4,IL-13,IL-5などの2型サイトカインによる嗅神経性嗅覚障害が複合して生じる。
●副腎皮質ステロイド治療や内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)は嗅裂の開放と炎症抑制により嗅覚改善に寄与する。
●好酸球性鼻副鼻腔炎ではIL-4,IL-13,IL-5などの2型炎症サイトカインが嗅覚障害の病態形成に関与する。
●生物学的製剤の導入により嗅覚障害治療の選択肢は拡大しており,各薬剤の作用機序やエビデンスを踏まえた治療戦略が重要である。

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