Japanese
English
総説
免疫-脳連関から見た自閉スペクトラム症の病態理解—IL-17Aによるミクログリア機能修飾の観点から
Neuroimmune Interactions in Autism Spectrum Disorder : IL-17A-dependent Microglial Modulation and Pathophysiology
左中 彩恵
1,2
,
佐々木 哲也
1
,
武井 陽介
1
Sae Sanaka
1,2
,
Tetsuya Sasaki
1
,
Yosuke Takei
1
1筑波大学医学医療系生命医科学域解剖学・神経科学研究室
2筑波大学医学群医学類
1Laboratory of Anatomy and Neuroscience, Department of Biomedical Sciences, Institute of Medicine, University of Tsukuba, Ibaraki, Japan
2College of Medicine, School of Medicine and Health Sciences, University of Tsukuba, Ibaraki, Japan
キーワード:
インターロイキン17A
,
interleukin-17A
,
IL-17A
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
母体免疫活性化
,
maternal immune activation
,
MIA
,
大脳皮質形成
,
corticogenesis
,
ミクログリア
,
microglia
Keyword:
インターロイキン17A
,
interleukin-17A
,
IL-17A
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
母体免疫活性化
,
maternal immune activation
,
MIA
,
大脳皮質形成
,
corticogenesis
,
ミクログリア
,
microglia
pp.1050-1057
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810670071050
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、1050ページから1057ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
抄録
自閉スペクトラム症(ASD)は,遺伝的・環境的要因の相互作用により発症する神経発達障害である。環境的リスク因子として知られる母体免疫活性化(MIA)は,炎症性サイトカインの産生を介して胎仔脳の発達に重大な影響を及ぼす。現時点では,ASDとIL-17Aの直接的な因果関係は十分に示されていないものの,MIAを介した関係を示す知見が蓄積されつつある。われわれは胎児脳へのIL-17A投与実験により,IL-17Aが脳内免疫担当細胞であるミクログリアの活性化および局在変化を誘導することを見出した。この変化は大脳皮質形成異常を惹起する可能性がある。本稿では,IL-17Aシグナルを介したASD発症機構について,特にミクログリアの機能的変容に焦点を当てて概説する。さらに,IL-17経路を標的とした治療戦略の展望についても言及する。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

